![]() | 由利先生は今日も上機嫌 (ミリオンコミックス 84 Hertz Series 39) (2008/05/01) 木下 けい子 商品詳細を見る |
作:木下けい子
好き度:★★★★★
ちょっと前回から時間があいてしまいました。
新刊は買ってはいたものの、なかなか感想を書く時間がなく…ダメですね

木下さんの作品はとても好きな作品が多いので、今回も期待をして買ったのですが、
ほのぼのとした雰囲気の中に笑いや可愛さが散りばめられていて期待通り

とっても良かったです。
時代背景が明治から昭和初期のために少し古風な感じなのかなと思ったのですが、
そんな古臭い感じもなく、すんなりとお話に溶けこんでいけました。
飼い猫として黒猫が出ていて、攻めが気難しい小説家ということなので、
一瞬モデルは夏目漱石か…と思いましたが、違いましたね(笑)。
激しいHシーンもなく、朝チュンという爽やかさが一段と作品の雰囲気を
穏やかな感じにしていると思います。
まあ、木下さんの作品はほとんどがほのぼのですが。
《あらすじ【カバーより引用】》
創幻堂出版に勤める編集者・六車君の担当は我が儘で気紛れで、
だけど才能溢れるミステリ作家の由利京一郎だ。
真夏に焼き芋を、真冬に西瓜を所望されても、たとえいきなり刀を突きつけられても、
尊敬する由利先生の作品のためならと今日も今日とて奮闘する六車君だったが、戀にはとんと奥手で・・・
純情可憐な六車君と気難し屋の由利先生の波乱万丈な日々の物語。
私の大好きな作家×編集者です

しょっぱなから由利先生に言われて、擦れ違う人の奇異の目を受けつつも真夏に焼き芋を持ってきたのに、
そんなもの頼んだっけと言われてしまう六車くんに思わず同情してしまいました。
でも素直にせっせと要望に応える姿が堪らなく可愛かったです。
由利先生が面白いおもちゃと感じてしまうのも仕方ないかな?
そして六車くんには鈍感というすごい武器が。
辞めると言った時に引きとめた由利先生のセリフはどうみてもプロポーズです。
それにあれこれ編集部に電話をかけてくるのも、
六車くんじゃなければ原稿を渡さないというのも、
何より振り回して苛めている小学生並みの愛情表現もすべて
はたからみて好きなのがバレバレです。…と思うんですが気が付かないんですねぇ。
ちょっと意識したかと思ったらエライ方面に走っていっちゃうし、
見ていて由利先生がいじりたくなる気持ちがとても分かりました。
六車くんだけでなく、由利先生も可愛いところがあります。
熱を出したところなんてそんな意地張らなくてもって思わず苦笑。
格好悪いところを見せたくないのはわかりますが、
珍しく〆切り前に原稿送ったことに六車くんが怪しむのは当たり前です。
驚いた六車くんからの電話に必死に平気なフリをしても
普段と違う言動をしたらいくら鈍い六車くんでも
由利先生の様子がおかしいとバレるに決まっているじゃないですか。
2人ともが可愛くって、ホント読んでいて楽しかったです。
読後ほんわか気分になりたい人にぜひオススメの作品です

![]() | 純情ロマンチカ 第10巻 (あすかコミックスCL-DX) (2008/04/01) 中村 春菊 商品詳細を見る |
作:中村春菊
好き度:★★★★☆
待望の10巻です…がしかし、通常版と限定版があることに買ってから気づき、未だに凹み中だったりします。今回の新刊、4月1日発売なのに3月中頃で店頭に並んでいるし、アニメ化DVD付きで1000円は高すぎるなぁと不審に思いつつ、購入したのですが、買ってから背表紙に限定版と書かれているのに気づいたんです。
まあ、今はもう限定版は完売しているらしいですし、レア物を手に入れたと思えば良いのですが…どうせ限定版ならCDか小冊子の方がよかったな。
さてさて、超有名小説家兼ボーイズラブ作家の宇佐美秋彦と大学生の高橋美咲のお話もとうとう10巻目。
恋人同士ということを少しずつ認め始めた美咲ですが、宇佐美父と再び顔を合わせてしまいます。前回、宇佐美父は美咲に秋彦との別れをすすめたこともあり、気まずい美咲に再び別れるように言われます。それを知った秋彦は、父と対決し…というのが1話目。
2話目は秋彦の兄、春彦が再登場しています。丸川書店で偶然にもばったり春彦と会った美咲に、春彦はついに好きだと告白をします。
描き下ろしはエゴイストの2人のラブラブバレンタイン編です。
宇佐美父と出会うことによって美咲が段々と自分の気持ちを認めてきているのは良いことだと思います。
今までなんでそんなに意地張って好きだと認めないのか、じれったい気持ちでいっぱいでしたが、最近ようやく進展してきたような気がします。
しかし、天邪鬼で意地っ張りな性格故に「かもしれない」というのがやっぱり気になりますね。いい加減さっさと認めて、秋彦を安心させてあげなさいと忠告したいくらいです(笑)。
私は雑誌を買っているのでその先の父との対決も知っているわけですが、そちらも早くコミックスになるといいな〜。
普段は主人公に別れろと言ってくる役は大抵悪役で苦手意識を持つのに、宇佐美父は本当に2人のことが大切だからこそ忠告しているというのが伝わってくるし、あひるのおもちゃを湯船に浮かべたり結構おちゃめな性格をしているのでとても好きです。
また、春彦の件が今回で決着をします。
本音を言うともうちょっと秋彦と美咲の間を引っ掻き回して欲しかったんですが(笑)。
この人も秋彦同様かなり不器用な性格ですよね。今までレールを敷かれた人生で、他に逸れることが出来なかったせいもあり、美咲の姿が余計に眩しく感じたんでしょうね。願わくば良い人が見つかるといいのですが。
私は井坂は朝比奈さんとくっつくと思うので、井坂×春彦にはならないと思うのですがどうなんでしょう?
エゴイストについてはもう何もいうことはありません。
風呂場で出るタイミングを失ってあたふたしているヒロさんが本当に可愛すぎですって。
それにしても、今週とうとうアニメが始まってしまいましたね。
本気でアニメ化すると思ってなかったので実際テレビに流れているのをみて、今更ながらよく放映出来たなぁと感心してしまいました。
あ、ちゃんと最中はボヤかしてましたよ。やっぱ喘ぎ声はNGなんだろうな〜。
あと、雑誌では次号いきなり2年後らしいです。え…って感じですがどんな展開になるのかな?
楽しみです。
![]() | シグナルレッドベイビー (ビーボーイコミックス) (2008/04/10) 北上 れん 商品詳細を見る |
作:北上れん
好き度:★★★★★
待ちに待った北上れんさんの新刊です。
やっぱり大好きですね〜。
今回は前回までとは一味変わって梨園ものです。
笙吾と和美は歌舞伎の世界で共に歩んできた幼馴染ですが、笙吾は父親と疎遠で、幼いころから愛情を得られず寂しい思いをしてきました。
けれどそんな中、和美だけがずっと笙吾の傍にいました。ずっと変わらずにそばにいるものと思っていた笙吾ですが、ある日、叔父の将宏から実は自分が本当の父親だと告白されます。
混乱する笙吾ですが、和美は初めから笙吾の出生の秘密を知っていて黙っていたことがわかり、ショックをうけたあまり和美の手を放してしまいます。
不安に押しつぶされそうになる笙吾ですが…。という感じでお話は進んでいきます。
最初はストーリーが少しわかりにくくてあんまりかなと思いましたが、何度か読むと段々わかってきて、するめを噛むようにじわじわ面白さが沸いてきました。
飲み込み難かったのは人物関係がややこしかったせいかな?
笙吾の父親である生臣がクールだと思っていたのに、実は子煩悩でどうやって笙吾に接して良いのかわからないということがわかると、この親子めちゃくちゃ可愛い〜
と始終悶えてました。たんに不器用なだけだったんですね、生臣さん。笙吾が気になって仕方ないんだけど、直接話せないからわざわざ和美の楽屋へ行って色々笙吾のことを聞いている姿を想像すると堪らなく可愛いです。
そして笙吾のことについて喧嘩する親父ども(笑)。
一瞬、このおやじ同士がくっつくのかと思ったのですが、将宏は大希とくっついてました。ああ、残念。
しかし、読んでみると将宏と大希はなかなかいいカプでした。愛人としてドライな関係と表面上は繕っている大希ですが、実は本気になってはいけないと必死に押さえていた…と。
一見大希が振りまわされているのかなと思いきや、将宏の方も大希にもっと我が侭を言って欲しくて内心じたばたしているのがわかった時には、このおやじも可愛くて萌えましたね〜。
メインカプは、途中笙吾が手を放した時は切ない気持ちでいっぱいでしたが、喧嘩する親父どもの前で「笙吾は俺がもらいます」と啖呵を切った和美がとても格好良かったです。
いや、戸籍上&実の親の前でこんな発言するなんて度胸があるというか、笙吾バカというか。
いやはやもう脱帽って感じでしたね。そして発言通り笙吾を掻っ攫ってものにした和美ですが、半べそ掻きながら帰って来いと電話を掛けた生臣に萌え〜〜

お、おやじのくせに可愛すぎるぞ〜。
あ、和美のことを書いていたつもりなのにまた生臣に話が戻っちゃった(笑)。
ま、いっか。
書き下ろしも生臣の可愛さが満載です。
お弟子さんと共に練習する笙吾を見て、親バカの表情でうっとり見つめる生臣。
シャワー室の前でウジウジ悩む生臣。仲間ハズレにされたと肩を落とし泣いて奥さんになぐさめてもらう生臣。
か、可愛すぎです、親父さん。っていうか受け要素満載なのに、脇役なのが本当に惜しい。
始終生臣のことばかり言っていますが、もちろんメインカプもサブカプも良い味出してますよ。
超マーキングをしている和美に、されていることに全く気がつかず素っ裸で大希と一緒にシャワーを浴びた笙吾には可愛いと共に笑いがこみ上げてきました。見せつけられた大希は哀れですね。
本編がシリアスだったのに、書き下ろしはまるで皆幼稚園児のようであまりのギャップにノックアウトされてしまいます。
もう書き下ろしだけでも何度も何度も読み返してしまうくらい好きです〜。
やっぱ好きです、北上れんさん

梨園のことはあまり中心に描かれていないので梨園好きの人はちょっと肩透かしかもしれませんが、ちょっぴり切ないハッピーエンドがお好きな方はぜひどうぞ。
![]() | インターバル (ミリオンコミックス 78 CRAFT SERIES 23) (2008/04/01) 樹 要 商品詳細を見る |
作:樹要
好き度:★★★★
やはり樹さんの絵は綺麗ですよね。
いつも背景まで手を抜かずにきっちり描かれているので尊敬します。
また、独特の吹き出しも良い味出していますよね。
さて、今回のお話は前作「セルフポートレート」に受けの貴人に恋心を抱いていた歩のお話です。私はてっきり歩くんは攻めだと思っていたので、読んでみてびっくりでした。
ざっと内容を言いますと、陸上部員である歩は同級生の貴人に密かに想いを寄せていました。
そんなある日、同じ陸上部員の先輩である沢渡に貴人への想いを見破られてしまいます。そして歩が大事にしていた、写真部に所属している貴人からもらった写真を目の前で焼かれ、退屈しのぎのおもちゃとして無理矢理抱かれてしまったのです。
同じ競技としては2人しかいないため、仲良くしたかった歩ですが、冷たい態度を取られ、おもちゃとして扱われることに傷つき反発します。
しかし、ふとした瞬間に優しさを見せられ、戸惑う歩は何故だか沢渡のことが気になってしまって…という感じです。
樹さんと言えば、可愛い攻め&男らしい受け、若しくはショタ系のイメージが多いのですが、今回、攻めだと思っていた子が受けに転身していたのはかなり萌えました。
しかも意地っ張りなくせに、ふとみせる弱さが可愛かったです。
そして今回も「セルフポートレート」に続きBL好きな幼なじみが暴走していて笑ってしまいました。
いいですね〜、こういう友達が身近にいたらきっと一緒に妄想大会していることでしょう(笑)。
気になるのが部長さん。かなりこの人は腹黒だと思うんですがどうなんでしょうか?
容姿からすると受けなんですが、きっとこの人だったら襲い受けになるんでしょうね。
エロは最初は無理矢理だったので痛々しいですが、気持ちが通じ合ってからはびくつく歩に沢渡は優しく接していて、最後は甘く終わっています。でもエロ度は中の小くらいかな?
何にも興味がないし、生きていてつまらなそうな顔をしていた時とは想像も付かないくらい、最後は沢渡の表情が柔らかくなっています。途中歩が階段から落ちた時、焦って傍に寄った際の表情にもドキリとさせられました。気絶していた歩がもしこの時の沢渡の顔をみていたなら…速攻くっついていたこと間違いないでしょう。
ああ、それにしても本当に絵が綺麗です。ちょっと切なめのお話が好きでしたらぜひぜひ

![]() | くされ縁の法則(6) 蒼眸のインパルス (角川ルビー文庫 17-31 くされ縁の法則 6) (2008/04/01) 吉原 理恵子 商品詳細を見る |
作:吉原理恵子/イラスト:神葉理世
好き度:★★☆
待ちに待っていた新刊です…が、実は買い始めて後悔しているシリーズでもあります(笑)。
というのは、年に1度の発刊ペースなのに亀よりも遅いと言っても過言ではないくらい内容が進まない話なんですよね、このシリーズ。5巻なんて待たされて買ったのに4巻と同じ話のループ…。
それなら買わなきゃいいのに〜という声が聞こえてきそうですが、それぞれのキャラが個性あって面白く、やめようと思いつつもついつい気になって結局いつも買っちゃうんですよ。
私は前作の「子供の領分」シリーズは読んでいないのですが、このシリーズもどうやら「くされ縁」と同じく毎回1つの事件につき1冊という感じでなかなか話が進展していなかったみたいです。それでも両方の作品とも人気があるということは、やっぱり皆キャラに惹かれて買っているのかな?CD化もされてますしね。
まあ今更やめるにしてももうどういう結論になるのか気になって仕方がなくなっているので足抜けは無理そうです

《あらすじ【カバーより引用】》
超絶美貌&傲岸不遜な乱暴者・蓮城翼、天然ボケのバスケ部のエース・市村龍平。学校の人気を二分する彼らが、誰よりも大切にしているのが、幼馴染みのパンピー―杉本哲史だ。校内を騒がせた下級生との一連の騒動は解決に向かうが、アクシデントから哲史のコンタクトが外れ、隠していた蒼い瞳が露見してしまった!哲史にとっては触れられたくない秘密。しかし、哲史を護ろうとする翼や龍平、上級生の気持ちとは裏腹に、校内はその衝撃的なニュースに再び騒然とし始めて―。
さて、5巻は3人vs1年+保護者の続きでまだ引っ張るのかーって感じでちょっとイラっときましたが、今回はやっと新しいトラブル、哲史の瞳が露見してしまったお話です。
中学の時に起きた事件により、哲史はその蒼い瞳を黒のカラーコンタクトで隠していたわけですが、今回、体育の時間に起きた事故により片目のコンタクトが吹っ飛んでしまいました。
2、3年合同だった為にその場にいた、龍平が所属するバスケ部部長の黒崎と生徒会長の藤堂が咄嗟に動き、哲史を保健室に運び、蒼い瞳をみてしまった生徒たちの口を塞いだ手腕は、手際が良くて思わず格好良いと惚れ惚れしてしまいました。
黒崎は1年の事件の際あまり良い印象がなかったのですが、今回、哲史の事情が少しわかったこともあるのでしょうが、哲史のことを思ってくれている姿を見てぐぐーっと好感度が上がりました。
藤堂においては、口を塞ぐのに翼と龍平のことを使って一蹴したことに笑ってしまいました。
1年の事件がまだ尾を引いている状態なので、途端に静かになった生徒らは本当に素直だな〜(笑)。
しかし、黒崎から話を聞いて顔色を変えてすっ飛んでいった翼と意外に冷静な龍平には驚いてしまいました。
私は黒崎と同じく、冷静な翼と慌てる龍平という姿を想像していたため、彼らの間にある関係はまだまだ奥が深いんだなと思いました。
口を塞がれた彼らですが、このまま本当に哲史の瞳の秘密は守られるのかな?
それに翼の家に住んでいることもまだ秘密のままなんですよね…。
これもいつかは露見してしまうんでしょうか?
気になっているといえば龍平が2人とも好きだからといつまで経っても1歩引いた感じなのも気になります。
この先待っても三角関係に発展しないのかな?
龍平×哲史も見てみたいんですけど…翼と哲史がもう出来てるからやっぱ無理なのかなぁ。
まずは発刊ペースを速めてほしいのと、進展度を速めてほしいですね。
あと今回は翼と哲史のいちゃいちゃシーンがなくて残念だったので次は入れて欲しいです。
ああ、次は…いつまで待たされるのかな。








